幼児、小学校低学年は言葉に非常に興味を持ち、「なぜ?」「どうして?」という疑問でいっぱいの時期です。
この時期に、自分で学べる環境、機会を与えれば、自由自在に辞書などで調べるようになります。
塾で見ていると気づくのですが、国語辞典を漢字辞典の代わりに使う子が結構多いです。
みかんやカレーなど、身近にある言葉や自分の名前を漢字で書きたいという気持ちが強いのです。
身近な言葉が、知らない文字「漢字」で表せることに、子どもは「楽しい」と感じるようになり、夢中になって漢字辞典に親しむようになります。
そこから「部首」のグループで漢字が分けられることや、訓読み、音読みで色々な読み方があることなど、世界が大きく広がっていきます。
「好き」「楽しい」に勝るものはありません。
自分から集中して取り組めるようになるよう親がサポートしてあげるとよいでしょう。
「漢字辞典は調べるためにつかうもの」ではなく、「どんどん読んで使いつぶすもの」としてとらえると使う頻度が飛躍的に上がります。
読破したら次の新しい辞書を購入するようにして、小学校から中学校まで同じ辞書を使うのではなく、低学年用、高学年用、中・高生用と掲載されている語彙が多いものに変えていきましょう。
付箋を貼ると、前に調べたことがわかるようにしておくと進捗状況がわかります。
読める感じが増えれば、読める本も多くなり、身の回りの言葉もより多く理解できるようになります。
「習っていないからわからない~」と言っている時期にこそ、始めると良いですよ。